【Python】Djangoの開発環境の作り方
PythonのフレームワークDjango(ジャンゴ)のローカル環境構築をした際のメモです。
プログラミング経験はあるけれどPythonを全く知らない私が備忘録として環境構築のメモを残します。
前提条件
開発環境はWindows10を想定してます。
環境構築までの大まかな流れ
開発環境が整うまでの大まかな流れは以下の通りです。
- Pythonのインストール
- Pythonの仮想環境を作成する
- 作成した仮想環境にDjangoを追加
- Djangoを使ってサイトのひな形を自動生成
Pythonのインストール
公式サイトよりPythonのインストールを入手します。
ご自身が使いたいサーバーやフレームワークなどにより必要なバージョンが異なるので目的に合ったバージョンを選択してください。
私は、conohaのvps上で動かすアプリ開発が目的で、Pythonの開発環境構築をしています。
conohaでは最新版でも動きそうだったので一番新しい3.10を選択しました。
インストーラーが無事入手出来たら画面に沿ってインストールしていきます。
画面に沿っての進め方が分からない場合はこちらのサイトを参照してください。
Pythonの仮想環境を作成する
Pythonのインストールが終わったらPythonの仮想環境を作ります。
とても雑にまとめると、仮想環境は開発するアプリケーションに必要なカスタマイズを加えた際に、他のアプリケーションやPython自体に影響を与えないようにするためのものです。
料理で例えると、クリームシチューを作ったあと同じお鍋で味噌汁を作ると味が混ざってまずそうですよね。
味が混ざらないようにするには一度お鍋を洗ってからでないと上手く作れないのですがそれだと手間がかかって面倒です。
なので仮想環境を用意して味が混ざらないように、つまりお鍋を複数用意して洗う手間を省いておいしく作れるようにしているというイメージです。
【公式ドキュメント】
最初に、Pythonプログラムを作るときに使うディレクトリを作っておきます。
任意の場所に新しいフォルダを作ってください。
私は、D:\python_work_dirというフォルダを作りました。
そしてコマンドプロンプトを立ち上げ、今作ったフォルダに移動します。
REM 移動の仕方
cd ユーザーファイル直下から見た作業ディレクトリの場所
REM 私の場合
cd /d D:\python_work_dir
REM ドキュメント直下にpythonというフォルダを作った場合
cd Documents
ワークディレクトリに移動ができたら仮想環境を作るには以下のコマンドを打ちます。
REM 仮想環境の作り方
python -m venv プロジェクトの名前
REM Pythonの2系と3系をが入っている場合はPythonのバージョンを指定する
python3 -m venv プロジェクトの名前
ワークディレクトリ内にプロジェクト名をしたファイルができており、以下のような構成になっていたら仮想環境ができています。
Djangoをインストールする
作成した仮想環境に対してDjangoをインストールしていくためにまず、仮想環境を立ち上げます。
REM 仮想環境の立ち上げ方
ワークディレクトリ名\Scripts\activate.bat
仮想環境が立ち上がったらコマンドプロンプトの先頭に(ワークディレクトリ名)が付きます。
そして仮想環境が立ち上がった状態で以下のコマンドでDjangoをインストールします。
するとコマンドプロンプトが動き出して何やらダウンロードしてくれます。
ダウンロードが終わったら2つ目のコマンドを打ってDjangoが入っているか確認しましょう。
REM Djangoのインストールコマンド
pip install Django
REM 現在インストールされているパッケージを表示するコマンド
pip freeze
Djangoを使ったサイトのひな形形成
REM ひな形形成コマンド
django-admin startproject mysite
このコマンド通り打つとひな形はワークディレクトリと同じ改装に作られるため、一度コマンドの階層を上がってからサーバーを起動させるコマンドを打つ必要があります。
cd /mysite
python manage.py runserver
ここまで打つとローカルサーバーが起動し、ひな形サイトをブラウザから確認することができます。
デフォルトではhttp://127.0.0.1:8000/でアクセスできます。
Djangoの環境構築が完成
DBはまだですがここまででDjango本体のローカル環境ができました。
私もこれからいろいろいじってみようと思います。
おつかれさまでした。