【Windows10】レジストリによるサービスのスタートアップの変更

【Windows10】レジストリによるサービスのスタートアップの変更

起動しなくなったWindowsを修復するために、問題が起きているサービスのスタートアップの種類をレジストリから変更することがあります。

スタートアップの種類の数字をよく忘れるので、備忘録としてまとめました。

この記事のポイント
  • Windowsにそれなり知識がある人向け
  • サービスを切る場合はスタートアップの値を4にする
  • ※システムのデリケートな部分をいじることになるので、よくわからないという方はマネしないでください。最悪もっとひどい形でシステムが壊れます。

    スタートアップの種類と該当する数値

    Microsoft管理コンソールからサービスのスタートアップは、

    • 自動
    • 自動(遅延開始)
    • 手動
    • 無効

    の4つのタイミングを設定できます。

    OSが起動せず、管理コンソールが開けない場合でもレジストリからこのタイミングを設定することができます。

    ☆補足:回復環境におけるレジストリ編集の注意点

    回復環境でレジストリエディタを開いた場合、最初に表示されるのは回復環境を構成しているレジストリの値です。

    回復環境でレジストリエディタを開いた状態でレジストリを編集をした場合、回復環境に対しての修復を行っていることになります。

    システム修復をするための場所である回復環境をいくら修復したところで、もとのシステムは直りません。

    そのため回復環境からレジストリを編集する場合は、修復対象であるシステムのレジストリをハイブを使って開く必要があります。

    詳しい手順はこちらのサイトを参照してください。

    手元のWindowsで管理コンソールで登録されているスタートアップの種類とレジストリの値を照らし合わせたところ以下のようになっていました。

    スタートアップの種類 数値
    自動 2
    自動(遅延開始) 2
    手動 3
    無効 4

    Windowsが起動しない場合サービスを切ってみる

    スタートアップの種類に2以下の値がレジストリに登録されているサービスは、OS起動時にいっしょにプロセスが動き出します。

    なので特定のサービスがエラーを起こしてOSが立ち上がらなくなっている場合は、問題が起きているサービスの値を3か4番に変更するとOS起動時の問題が解消され、立ち上がることがあります。

    【参考サイト】デバドラ講座:システムの起動

    エラーを起こしてOSの起動を邪魔することが多いのが、以下の4つです。

    • OSが立ち上がらなくなる直前にインストールしたソフト関連のサービス
    • ウイルス
    • ウイルス対策ソフトのサービス
    • 古いソフト関連のサービス

    レジストリからそれっぽいサービスを探して止めていくという苦行を行えばシステムがよみがえる可能性があります。

    結構面倒くさい+複合的な問題でシステムが起動しないという場合が多く、仮にに起動はするようになったとしても、不具合が残ることも少なくありません。

    なので手っ取り早く確実なのは、データだけ抜いてOSを入れなおした後にデータを戻すというやり方です。

    ソフト類などは再度インストールが必要ですが、データ(写真やofficeのファイルなど)は残るのでこれが一番良い解決法だったりもします。

    最後に

    冒頭でも申し上げた通り、よくわからないままレジストリをいじると余計システムの状態が悪くなります。

    詳しい人に見せて無理そうなら専門業者、予算的に厳しいなら初期化をおすすめします。