【Windows】PCに保存しているフォルダを隠す方法
共用のPCを使っておりその中にデータを保存しておきたいけど、そのデータは見られたくない。
そんな時に使えるフォルダを隠す方法を紹介します。
想定用途
この記事では共用PCの中にある自分以外に見られたくないデータを隠す(見つかりにくくする)方法について解説しています。
PCの簡単な設定をいじるだけで行える手軽な方法なのですが、セキュリティ的に堅牢というわけではありません。
情報漏洩対策にはほぼ効果がありません。
この前提条件を踏まえた上読み進めてください。
フォルダを隠す方法
今回紹介するファイルを隠す方法は3つの設定を変更します。
- 隠しフォルダを作りデータを詰め込む
- 検索から除外する
- ファイルの使用履歴を残さない
順に見ていきます。
1.見せたくないデータを隠しフォルダに詰め込む
まず隠しておきたいデータをしまっておくためのフォルダを作ります。
名前・保存場所は任意でOKです。
ただし保存場所は、デスクトップ以外が望ましいです。
この記事では例として、デスクトップ上に「見ないで!」というフォルダを作っています。
2行前にデスクトップに作らないほうがいいといった矢先にうっかりデスクトップに作ってしまいました。
作成した「見ないで!」を右クリック > プロパティを選択してください。
プロパティの下あたりに属性という項目があり、その中に隠しファイルというチェック欄があると思うのでそれにチェックを付け適用を押します。
この設定の適用後、環境によってはデスクトップ上から「見ないで!」が消えたと思います。
隠しフォルダを非表示にするような設定になっている場合、このように隠しフォルダは表示されなくなります。
今は作業のためにこのフォルダが見えないと不便なので一時的に見えるようにしておきましょう。
エクスプローラーの上側の表示タブを選択 > 隠しファイルにチェックを入れてください。
ちなみに作業終了後はこの隠しファイルのチェックを外さないとあられもないフォルダが丸見えなので作業が終わったら忘れないようにチェックを外してください。
2.検索から除外する
隠しフォルダ設定をしたらエクスプローラー上の表示は消えますが、油断ならない点があります。
最近のwindowsは各フォルダにインデックスという目次を貼り付ける作業を勝手に行います。
なのでWindowsキー & S などでOS内で検索をかけると隠しフォルダであろうがお構いなしに検索に表示され、隠しておいたファイルがバレるということもあります。
そこでこの隠しフォルダを検索から除外する設定を行う必要があります。
以下の手順を実行してください。
- Windowsキー & Sを押して検索欄を出す
- 検索欄右上の3つの点マークを選択>インデックスオプションを選択
- 「ここで検索場所をカスタマイズします」を選択
- 変更を選択
- 検索に表示したくないフォルダを探し、チェックマークを外す
インデックスはPCがアイドル状態になったときに割り振られるため一度インデックスされたフォルダはしばらく待たないと消えないことがあります。
3.ファイルの使用履歴を残さない
隠しフォルダに設定し、検索から消してもまだ一つやることが残っています。
エクスプローラー上に表示される「最近使用したファイル」を消す作業です。
以下の手順を実行してください。
- エクスプローラーの上側にある「オプション」を選択
- 全般>プライバシー>「最近使ったファイルをクイックアクセスに表示する」のチェックを外す。
- 適用を押す
- クイックアクセス自体を使いたい場合は再度チェックボックスを有効にして適用を押す
この手順を踏むことで全ての「最近使用したファイル」が削除されます。
特定の1フォルダだけを消したい場合は「最近使用したファイル」の一覧から消したいフォルダを右クリックして、「クイックアクセスから削除」で消してください。
よく使用するフォルダから消したい場合も同じ要領で行えます。
最後に
ここまでの手順を踏めば一般的なPCユーザーがこの隠しフォルダを見つけることはできないと思います。
ただし隠せるということは解除もできるということなので、100%というわけにはいきません。
完全に隠したいのであればBitlockerをかけてパスワード付きのユーザーを作成しそこに他の人に見られたくないデータを保存する方法が最も手軽で確実だと思います。