【HUGO】記事のURLを変更する際のリダイレクトについて

【HUGO】記事のURLを変更する際のリダイレクトについて

サイト開設当時に書いた記事のURLを変更したかったのですが気になるのがSEOの評価。
HUGOでEO評価を引き継いだまま特定の記事のURLを変更する方法を紹介しています。

HUGOでのリダイレクト設定

HUGOにはエイリアスという機能があり、
リダイレクト先の投稿に古いURLをフロントマターに記述することでリダイレクトをかけることができます。

## 新しい記事.mdのフロントマター
aliases = [
    "/posts/古くなった記事1.md/",
    "/posts/古くなった記事2.md/"
]

こうすることで、
ユーザーが「古くなった記事1.md」にアクセスした際
「新しい記事.md」へリダイレクトされるようです。

しかしこの方法には1点問題があります。

それはこのリダイレクト方法ではSEO評価が受け継がれないということです。

この方法でレンダリングしたHTMLはリダイレクトをmeta refreshという方法で行います。

meta refreshはGoogle非推奨のリダイレクト方法のようで、
SEOの評価を引き継いでくれないようです。

Netlifyの機能でリダイレクトする

今回私は、公開から1年経った記事のURLを変更しようとしていました。
アクセス数は多くないものの検索順位は1ページ以内(10位以内)に入っていたので、SEO評価は引き継ぎたいと思いました。

なのでホスティングシステムであるNetlifyの機能を使って301リダイレクトするようにしました。

公開ディレクトリ直下にあるNetlify.tomlに下記のように追記します。

[[redirects]]
  from = "リダイレクト元URL"
  to = "リダイレクト先URL"
  status = 301
  force = true

これで、
from項目に記述したURLから
to項目に記述したURLへ301リダイレクトされます。

設定がすんだら実際にアクセスしてみてリダイレクトされているか確認しましょう。

またリダイレクトがきちんと行えているか確認するサイトもあります。

URL変更の効果

URLを変更してからひと月ほど経ちました。

結果は検索流入数はほぼ変化なし
他の記事からの流入が増加しました。

サーチコンソールのデータ(7/4~9/4)

表示回数 クリック数 CTR 掲載順位
変更前 36 1258 3% 9.7位
変更後 38 900 4.2% 9.8位

URLを変更したのが8/4日なので、
7/4~8/4が変更前
8/4~9/4が変更後です。

表示回数は減っていますが、検索でヒットするキーワードに変化があったためです。

意図したキーワードでヒットされるようになったため表示回数は減りましたがその分CTRが上昇しているので良い傾向だと思います。

狙ったキーワードでの掲載順位が8.6位と低いのでアクセスが伸びていませんがここを上げることができればもっと伸びると思います。