【Windows10】OSインストール時にエディションが選択できない時の対処法
Windowsインストール時にOSのエディション選択が表示されずに、インストールしたいものとは別のエディションがインストールされてしまうときの対処法を紹介しています。
ことの経緯:Home→Proへ変更(新規インストールで)
元々Windows10 Homeのライセンスが通っていたPCを Proにアップグレードして使いたかったので、 Proのディスクから新規インストールしてエディションを変更しようとしました。
大してソフトが入っていなかったので、環境構築も特に手間ではないと思ったからです。
ディスクブートしてWindowsインストールウィザードに沿ってインストールを進めていきます。
Homeが動いていた時のパーティションはすべて削除してクリーンな状態でインストールを行いました。
しかしインストール完了後ライセンスを確認するとそこには元気に動くWindows Homeの姿が!
インストール画面ではエディション選択の画面が出ておらず、Proのディスクを使っていたのでてっきりProが選択されてインストールできると思っていたのですが、パーティションを削除してもどこかにHomeの時のラインセンス情報が残っているようで、エディションを明示的にProと指定する必要があるようです。
たとえ、Proのインストールディスクを使っていたとしても、です。
インストール画面でエディション選択を出るようにする
エディション選択でProとしてする必要があるにもかかわらず、インストール時にはエディション選択の画面が出てこない。
これが直面した問題です。
これを解決するには、インストールメディアに変更を加える必要があります。
USBでインストールメディアを作る
インストールメディアに対して書き込みを加えないといけないので、USBでWindowsインストールメディアを作ってそれに対して変更を行うことにしました。
8GB以上のUSBメモリを用意してください。
インストールメディア用のUSBは8GB以上であればなんでもOKです。
強いてあげるのであれば転送速度が速いUSB3.0に対応したものを購入すると快適です。
amazonを覗いてみたらこちらが良い感じでした。
こちらからインストールメディア作成ツールをダウンロードして画面に沿って操作していってください。
インストールメディアに変更を加える
インストールメディアが作成できたら直下のsourcesの中にEI.cfgというファイルを作成します。
テキストエディタを使ってEI.cfgの中身を以下のように編集してください。
[EditionID]
[Channel]
Retail
[VL]
0
こちらは、主に自作PCなどに使われているライセンスの設定になっています。
メーカー製のPCや企業などでボリュームライセンスなどを取得している場合などはまた異なってきますので、適宜読み替えをお願いします。
こちらのドキュメントを参照してください。
これでインストール時にエディション選択ができるインストールメディアができました。
この状態でインストールを行おうとするとエディション選択画面が出てくるはずですので、Proを選ぶことができます。
最後に
Proのディスクを入れてもHomeが入るということは、インストールディスク自体は中身が同じなのかなぁと思いました。